転職活動は何から始める?一番最初の5ステップ

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転職活動は何から始める?一番最初の5ステップ

2025/03/19

転職質問箱

転職活動は何から始める?一番最初の5ステップ

前回のコラムでは、「転職すべきかどうかを迷った時のチェックポイント」についてお伝えしました。

実際に求人を見る前に、ご自身について確認することが非常に大事、というお話でしたね。
「それってどういうこと?」と思われた方は、ぜひ下のボタンから「今の会社に残る?転職する?迷ったときのチェックポイント」を確認してからこの記事に戻って来られることをおすすめします。

今回は、いざ転職活動を始めようとなった段階で最初にすべき5つのステップを、北陸人材ネットの転職コンサルタント・川辺さんに聞いてみました。

ー 川辺さん、よろしくお願いします。

川辺

よろしくお願いします。今回は、転職活動を始めると決めたとき、まず最初に手をつけるべき項目から、順を追ってお話しますね。

ステップ1
履歴書・職務経歴書の準備

川辺

私も転職経験者なので、「転職活動を始めるぞ!」となった時、転職サイトなどで求人探しから始めたくなる気持ちもすごく分かります。
が、ちょっとストップです。まずは自分の情報を整えることから始めましょう。

川辺

「履歴書・職務経歴書の準備」が一番最初です。
転職サイトや転職エージェントなどで求人を探す場合、履歴書や職務経歴書の登録が必要になるパターンがあります。
その際、不十分な情報を登録してしまうと、あなたの本当のスキルや経歴が分からなくなるので、本来あなたに届くはずだったスカウトが届かなかったり、本来書類選考を通過するはずだった企業の選考が不合格になってしまったりします。もったいないですよね。

ー 確かにそれはもったいないですね。でも、データが手もとにない場合や、企業にうまく自分の経験やスキルをアピールする書き方がよく分からない場合はどうしたらいいですか?

川辺

Webでも多くの記事が出ているのでご自身で書式をダウンロードいただいたり、書き方を調べて作成いただくのもひとつの手ですが、転職コンサルタントとしては、この段階でエントリーいただいて、お手伝いさせていただけると嬉しいなと思っています。

川辺

というのも、その方のご経験とご希望によって職務経歴書の書き方が変わるからです。
どの項目を細かく記載するか、どのような順番で記載するかなど、お1人お1人にお伺いしたお話に合わせてセミオーダーのようなスタイルで作成のお手伝いをしています。

川辺

ご希望であれば作成をお手伝いしたデータをお渡ししますので、ご自身で直接応募される場合など、弊社経由の応募でなくてもご利用いただけます。
これって結構お得ではないかな、と思いますよ。

ー この段階で履歴書・職務経歴書を100%完成させておかなければなりませんか?

川辺

そこまで完璧でなくても大丈夫です。
ここでは、基本の型を作っておくところがゴールです。
志望動機は空欄のままで良いですし、応募求人に合わせて若干の修正が入ることもありますから。

ステップ1のポイント
◎履歴書・職務経歴書をある程度作成してから転職サイト等に登録する
◎転職コンサルタントのサポートを活用するのも手

ステップ2
求人探しの手段を決める

川辺

ステップ2は、「求人探しの手段を決める」です。
転職サイトや転職エージェントなど、世の中には覚えられないほどの求人媒体が溢れていますよね。
あれもこれも登録したい、自分に合いそうな求人は見逃したくないと思うものですが、自分で管理できないほどのサービスに登録してしまうと訳が分からなくなってしまうので本末転倒です。
転職サイトはメールが多くて見切れず、転職エージェントは登録後の初回面談をこなすだけで疲れてしまいます。

川辺

ご自身との相性もありますし、最初は複数個登録して様子を見てみても良いですが、最終的には多くても転職サイト2,3個、転職エージェント2,3社程度に留めておくのがおすすめです。

ー メールを見る習慣が付いていない方は、せっかく登録してもメールでの連絡を見逃してしまい、そのままになってしまうということもよく聞きますので気を付けたいところですね。

川辺

そうですね。転職活動用のメールアドレスを用意されている方も居て、なるほどそういう手もあるのか!と思いました。

ステップ2のポイント
◎過剰な求人媒体の登録は避け、管理可能な範囲で絞り込む
◎メール確認の習慣を付けて連絡を見逃さないようにする

ステップ3
気になる求人のチェック表を作る

ー ここまで来たら、もう求人を探し始めていいですか?

川辺

ごめんなさい、まだです。
ステップ3は、「気になる求人のチェック表を作る」です。

川辺

この段階で求人を見始めても、情報が右から左へ流れていってしまうだけになりがちなので、求人情報を書き留めておくための表をつくります。
転職サイトに「お気に入り」ボタンがある場合もありますが、各媒体の全ての求人をひと目で見られるよう、ExcelやNotion、手書きノートなどの形式で作成しておくのがおすすめです。

川辺

項目は、
「会社名」
「職種名」
「求人のURLや掲載媒体」
だけでなく、前回のコラム「今の会社に残る?転職する?迷ったときのチェックポイント」でチェックをした
「やりたいこと」ができそうか、
「現職の良いところ」のこだわり度が高い部分を満たしているか、
「現職の困ったところ・変えたいところ」のこだわり度が高い部分がひっかかっていないかどうかを評価できる欄も作っておいてください。
こんな感じのイメージです。

ステップ3のポイント
◎情報を整理して視覚的に分かりやすくする
◎転職条件を明確にして、迷わないようにする

ステップ4
実際に求人を見てみる

川辺

やっとここまで来ました。実際にどんな求人があるか、見てみてください。
ステップ3で作ったチェック表に当てはめていきます。
〇が多いのになんかしっくり来ない、という場合はまだ言葉にできていない新たな項目がある可能性が高いので、それが何なのかを考えることも重要です。

川辺

情報量が明らかに少なかったり、業務内容にしては給与が高かったりと怪しい求人票もあるのでそこも注意して欲しいです。
ハローワークの職員さんや、我々転職コンサルタントはそのあたりにも鼻が利くので、頼ってみると良いですね。
選考に参加して聞いてみないと何とも言えない項目もあるのですが…。

ステップ4のポイント
◎「〇」が多いのにしっくり来ない求人は、まだ考慮すべきポイントがある可能性あり
◎転職コンサルタントやハローワークの職員に相談するのも手

ステップ5
企業について調べてみる

ー チェック表で確認した上で、良いなと思える求人があったらもう応募して良いでしょうか?

川辺

最後に1つだけ、「企業について調べてみる」もお忘れなく!
求人票に企業の説明が詳しく書かれていることはあまりないので、ご自身で調べてみることは必須です。

川辺

その企業がどのような事業をしているのかはもちろん、属しているのはどんな業界で、今後の成長性や鍵になる技術など、いろいろな角度から調べてみてください。

川辺

企業のHP、特に新卒採用向けの採用ページがある企業はそのページから見ていただくと分かりやすいと思います。
他には、新聞記事でその企業の記事を調べることもできますね。
何かしらのアワードを受賞されていればその内容について調べたり、上場企業であれば、四季報を見てみることもおすすめです。

ー 確かにチェック表に「会社の成長性」などを入れていたらここまで確認しないと分かりませんものね。

川辺

そうなんです。ここまでの5ステップを踏んで、やっと応募する(面接に参加して生の情報を取りに行く)ことができるのです。

ステップ5のポイント
◎企業の成長性や技術、文化を理解することで、応募するかどうかを見極める
◎応募前に企業の全体像を把握することが面接の準備にも役立つ

ー 長い道のりに感じますが、1つ1つ丁寧にステップを踏んでいくことが実は最短ルートなのかもしれませんね。ありがとうございました。

転職活動を始める際、求人を探すことが第一歩だと思われがちですが、そうではありません。
自分の中に指針が無いままに求人を見ると、給与条件など分かりやすい部分だけが評価基準になってしまいます。
他の重要なポイントが見落とされたり、あれもこれもいまいち…と決め手に欠けるまま転職活動が長引く要因となります。

「急がば回れ」ですので、この5つのステップをしっかり意識しながら転職活動を進めていきましょう。
転職活動を既に始めているという方も遅くありませんので、今から見直してみませんか?
納得感のある転職活動となるよう、応援しています!

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