転職を考え始めたとき、
「他の人は何回くらい転職しているんだろう？」
「はじめての転職の人って少ないのかな？」
と気になる方は多いのではないでしょうか。
北陸地域専門の転職エージェントである北陸人材ネットに転職の相談をくださる20代の皆さんのうち、
71%の方が転職回数0回（はじめての転職）
16%の方が転職回数1回（3社目を探す転職）
の時に相談をくださいます。
弊社登録者の平均転職回数は約0.5回。
20代ではじめての転職をされる方がいかに多いかが分かります。

「はじめての転職が不安」という気持ちでエントリー下さる方が多い北陸人材ネットだからこそ分かる、20代・はじめて/2回目の転職で失敗しないためのコツをお伝えします。

はじめての転職で失敗しないために必要なこと

綺麗な言葉でまとめた、正解っぽい転職理由になっていませんか？
今の職場で自分が違和感を持っているのは何か、働く上で何を大切にしたいのかを言葉にしてみましょう。
思いつかない方は、次の仕事で避けたいことから考えてみると糸口が見つかるかもしれません。
誰かに話してみると「こんなことを考えていたんだ」と新しい気付きがあることも。

求人票だけでなく、HPなど多角的に企業の文化や働き方、社員の声などもチェック。
「給与も高いし休みも多くてなんとなく良さそう」で止まるのではなく、「どういう部分が自分に合っているのか、いないのか」を見極める視点が大切です。

たくさん応募すればどこかは選考通過するだろうし安心…と思いがちですが、応募数が多いとその分準備に時間がかかり、結果どの企業へも準備が不十分になり落ちてしまうことも。
応募した企業の数だけ準備や面接参加の時間が必要なので、無理のない応募件数を考えて応募しましょう。
数をこなすよりも、1社1社、応募理由を自分の言葉で説明できるところまで準備できるかどうかが重要です。

2回目の転職で気をつけること

はじめての転職を終えたあと、「また転職することになるかも…」と感じる瞬間があるかもしれません。
そんなときに備えて、2回目の転職で気をつけたいことを、今のうちにお伝えしておきます。
20代のほとんどがはじめての転職で応募する中、2回目以上の転職の方は難易度が上がりますし、2回目だからこそ違う視点を求められる場面もあります。

退職理由・入社理由が「行き当たりばったり」に見えてしまうと、評価は下がります。
「人間関係が悪かった」「残業が多かった」といった表現は、単なる“不満”ではなく本人が直面した“課題”として捉えることが大切です。

その課題に対して改善のためのアクションを起こしたのか、それでも変えられなかったのか。
このプロセスを語ることで、単なる「逃げ」ではなく、次のキャリアを考えるきっかけとして前向きに説明することができます。

さらに「自分はこういう仕事に力を発揮したい」「こういう環境を求めたい」という軸と、転職を決断するに至った具体的なきっかけを合わせて伝えることで、一貫性のあるキャリアストーリーになります。

さすがに3社目となると、同じ業務の経験や、似たような業務の経験を求められます。
「前職のこのような経験が、3社目ではこのような業務に役立つ」というように、接続する部分をきちんと説明できるようにしておきましょう。

転職回数より「転職の質」が大切

転職の回数は人それぞれ。
転職回数0回の20代が転職市場では有利に見えるかもしれません。

しかしそれだけで「転職が成功した」とは言えません。
転職の成功とは、ただ新しい職場に入ることではなく、自分の価値観やキャリアの軸に沿った選択ができているかどうかにあります。
「この環境でこそ力を発揮できる」「この仕事を通じて成長できる」と納得できるかどうかが、本当の意味での成功なのです。

だからこそ、転職は単なる職場の変更ではなく、自分の価値観と向き合う貴重な機会です。
転職はあなたの人生をより前向きに整えるチャンス。
不安なときは、我々のような転職エージェントに相談することで視野が広がり、納得感のある選択もしやすくなります。

こんな方にもご登録いただいています
「自分に向いている仕事が分からない、知りたい」
「転職活動、準備不足で失敗したくない」
「20代のうちに転職した方が良いのか焦っている」