退職理由、どう伝える?面接での安心感を生む言葉選び

COLUMN転職お役立ちコラム

ホーム > 転職お役立ちコラム > 転職質問箱 >

退職理由、どう伝える?面接での安心感を生む言葉選び

2025/10/22

転職質問箱

退職理由、どう伝える?面接での安心感を生む言葉選び

面接では必ず聞かれる”退職理由”。

「どこまで本音で話していいの?」
「会社の不満を言ってネガティブな評価にならない?」
「こんな理由でもいいのかな」

・・など、
「転職したい」と思っている
今の自分の気持ちや状況を
どこまで・どうやって伝えればいいのか
迷ってしまいますよね。
会社の愚痴ばかりになるのも、
本音を隠すことで
かえって違和感のある説明になるのも、
できれば避けたいところ。

このコラムでは、
そんな迷いをなくして
安心して面接に臨めるよう、
言葉選びと構成のコツをやさしく解説します。

川辺

北陸人材ネットの転職コンサルタント・川辺です。
転職の相談をいただく中、多くの方が悩まれているポイントがまさに退職理由の伝え方。
前向きに、きちんと伝わる退職理由のコツをお伝えします。

退職理由を聞くのは何のため?

はじめに、
なぜ面接官が退職理由を聞くのか、
目的を考えてみましょう。

「そんな理由で辞めたいと思うのは甘えだ」
といったように、
候補者を良い/悪いでジャッジするため
ではありません。

退職理由を知ることは、あなたが
”今回の転職で叶えたいと思っていること”を
理解する上で重要なヒントになるからです。

面接官が退職理由から知りたいのはこんなこと

・どんな環境や働き方が合っているのか
・どんな価値観を大切にしているのか
・今後どんなことに挑戦したいのか

つまり、過去ではなく
未来の話をしたくて聞いているのです。

「辞めた理由」というと
後ろ向きに聞こえるかもしれませんが、
「次に進みたい理由」と捉えて話をすることで、
面接官との対話が前向きになります。

川辺

面接官も完璧な退職理由を求めているわけではありません。
面接での対話を通して、あなたの考え方や価値観を知りたいだけなんです。

言葉選びのヒント:「否定」より「希望」

では、どうすれば自分の価値観が伝わる
退職理由になるでしょうか。
そのコツは、
ネガティブ⇒ポジティブへの”言い換え”です。

ポイントは、感じている不満を
そのまま伝えるのではなく、
その奥にある”自分が大切にしたいこと”を
言語化することです。
それだけでポジティブな印象になりますし、
転職先を選ぶ際にも役立ちますよ。

川辺

本音を隠して伝えても、隠しているということだけが面接官に伝わってしまい、転職活動の目的が伝わらずマイナス評価となります。
「どういった環境が良いのか」という価値観を伝えるための言葉選びを心掛けましょう。

退職理由の構成は「3ステップ」で考えると安心

具体的には以下の3ステップに沿って
整理するのがおすすめです。

1.現職や直近の職場で感じていること(事実ベース)

まずは、今の職場や直近勤務していた職場で
どんなことを感じたかを、
事実として整理してみましょう。
いくつかあると思うので、
できる限り書き出してから
数点ピックアップしてみるのがオススメです。

「ここが嫌」という不満で終わるのではなく、
「もっとこうしたい」という前向きな欲求として
言語化するのがポイントです。

《例》
「現在の職場では、業務の幅が限られており、もっと企画や改善提案に関わりたいという思いが強くなってきました。」

川辺

こうだったら良いのになという気持ちがある方は、すでに次のステージに向かっている証拠です。
その気持ちをぜひ言葉にしてみてくださいね。

2.自分の価値観・志向(自己理解)

1で出た内容に対して、
何故そう感じたのか
という問いかけをすることで、
そもそも
「自分はどんな働き方を大切にしたいのか」
「どんな環境で力を発揮できるのか」
を整理します。

これは転職理由の芯になる部分なので
非常に重要です。

《例》
「自分自身、仕事を通じて成長実感を得られることを大切にしていて、今以上に挑戦できる環境に身を置きたいと考えるようになりました。」

川辺

転職活動や応募する仕事のことは一旦脇に置いておいて、自分は何を大事にしたいのかを確認しましょう。
大事にしたいことが現在できていないのであれば、これが本当の「転職活動で叶えたいこと」になります。

ここが言語化できると、いくつか内定をいただいて1社選ばなければならない状況になっても落ち着いて選択ができます。

3.転職先で実現したいこと(志望動機)

最後は志望動機になるので
退職理由を聞かれた時には
回答しない内容ですが、
続けて考えておくと論理的に説明できるので
ここで考えておきます。

「応募先でどんなことを実現したいか」
「どんな働き方をしたいか」を伝えます。

ここでは、応募先と自分の接点を意識すると、
説得力が増します。

《例》
「社内公募制度(ジョブ・ポスティング)など、若手に挑戦の機会が与えられる環境に魅力を感じました。業務改善や新しい仕組みづくりに積極的に関わりたいと考えており、〇〇の経験を活かしてさらに成長していきたく思っております。」

川辺

応募先の社風や仕事内容と、自分の価値観がどう重なるかを伝えると、あなたと働くイメージが面接官にも自然に伝わります。

最後に組み合わせて完成

先ほどのステップ1と2で
考えた内容を組み合わせると、

「現在の職場では、業務の幅が限られており、もっと企画や改善提案に関わりたいという思いが強くなってきました。自分自身、仕事を通じて成長実感を得られることを大切にしていて、挑戦できる環境に身を置きたいと考えるようになり退職しました。」

となります。

ステップ3の

「社内公募制度(ジョブ・ポスティング)など、若手に挑戦の機会が与えられる環境に魅力を感じました。業務改善や新しい仕組みづくりに積極的に関わりたいと考えており、〇〇の経験を活かしてさらに成長していきたく思っております。」

は志望動機としてそのまま使えます。

退職理由を自分の言葉で話せると安心感が違います

退職理由は、あなたの価値観や
未来への意欲が伝わる大切なパートです。

完璧な言葉でなくても大丈夫。
あなた自身が「これなら安心して話せる」と
思える言葉を、一緒に探していきましょう。

北陸人材ネットでは、「うまく言語化できない」
「この伝え方でいいのかな?」という相談にも
対応しています。

「こういう理由で退職してもいいのかな?」など、
モヤモヤの段階でも大歓迎です。

転職支援の一環として、こんなご相談にも対応しています!
- 面接での転職理由の伝え方を一緒に整理したい
- 自分の価値観を言語化するサポートが欲しい
- 面接当日の服装をチェックして欲しい

エントリーで転職相談をしてみる

CONTACT US

お問い合わせ

今すぐ転職を考えてなくても、
私たちに一度ご相談ください!

よくある質問はこちら 人材をお探しの企業様へ