自己PRの作り方|強みを魅力的に伝える3ステップ

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自己PRの作り方|強みを魅力的に伝える3ステップ

2025/09/03

転職質問箱

自己PRの作り方|強みを魅力的に伝える3ステップ

自己PRは「自分の強み」をアピールする場ですが、単に自分が長所だと思っていることを並べるだけでは響きません。面接官は「強み」だけでなく「それを自社でどう活かすことができるのか」までを見ています。

このコラムでは、志望動機と中身が被りがちで悩む方も多い項目・自己PRについて、志望動機との立ち位置の違いも踏まえて詳しく解説します!

川辺

自己PRは、過去の実績を基に、自分が「応募先企業で」活躍できる理由を説明するものです。ただ強みを記載すれば良い訳ではないことがポイントです。

1. 自己PRとは?

自己PRは、あなたの強み・人柄・企業に提供できる価値を示す項目です。「こういうことを大事にしている」「これがしたい」といった内容を記載する志望動機とは異なり、採用後の活躍イメージを面接官が具体的に描けるようにするのが目的です。

2. 面接官が見ている3つの視点

再現性

過去の成果を同じように再現できそうかを見ています。どのような条件で成果を出したのか、それが偶然ではなく自身の努力や工夫で出せた成果なのかを確認します。チームで成し遂げたことでも、その中で自分が何をしていたのかが分かる書き方にしましょう。

適応力

新しい環境や課題にどう対応できるかを見ています。業務を進める上で新しいものやことは付きもの。それをどう捉え、対処してきたのかを確認します。自分で工夫したことがあれば記載しましょう。

貢献度

会社の成長にどんな影響を与えられるかを見ています。経営への影響のような大きな話ではなく、配属予定の部署やチームに参加することでどんな良いことがあるのかを確認します。業務内容と接点のある自己PRが必要なのはこのためです。

川辺

自身の強みを書くだけでなく、その強みが具体的にどのような場面で活きるのかもあわせて語ることが重要です。

3. 自己PRの作り方|3ステップ

ステップ1:強みを明確化する

◎自分が成果を出した経験を洗い出す
◎他者から褒められたこと、頼られた経験を思い出してみる
◎数値で分かるような成果を出した経験がベスト

ステップ2:エピソードで裏付ける

◎具体的な数字・成果・改善事例を入れる
◎STAR法(Situation・Task・Action・Result)を活用する
◎特に、自分がどう考えたかという点を重視
◎チームで出した結果なら、自分の役割を記載する

ステップ3:未来に結びつける

◎強みを応募先でどう活かすかを具体的に述べる
◎企業の課題や方向性に絡めて提案する
◎今後伸ばしていきたい点があれば付け加える

川辺

一言で言える強み→裏付けエピソード→貴社で活用するなら
の流れにできると、読みやすさ・説得力が増します。

4. 自己PRテンプレート

①【強みを一言で】

私の強みは○○です。

②【エピソード】

前職では~~という状況において、□□を行い、△△という成果を上げました。

③【入社後の未来】

この経験を活かし、御社でも◇◇という方法で成果を出していきたいと考えています。

川辺

話し言葉を想定しているので「御社」と記載していますが、職務経歴書など書面に記載する場合は「貴社」を使います。

5. NG例と改善例

NG例

私は責任感が強いです。

川辺

何故そう言えるのか、どのような責任感の強さなのかが全く伝わってきません。客観的に見ても強みだと判断しにくいのでNGです。

改善例

私の強みは責任感の強さです。前職のプロジェクトでは納期遅延の危機がありましたが、お客様との約束である納期が遅延することなどあってはならないと考えて一度状況を整理し、タスクを再分配して進捗管理を徹底した結果、期日通りに納品できました。この経験を活かし、御社でも円滑なプロジェクト進行に貢献します。

NG例

私に特別なスキルがあるわけではありませんが、与えられた仕事には真面目に取り組むよう心がけています。

川辺

真面目なのは良いことですが、「特別なスキルがない」と自ら可能性を狭めてしまっています。また、何をどのように取り組んだのかが伝わらず、印象に残りません。

改善例

派手な成果ではありませんが、私は一つひとつの業務に丁寧に向き合い、安定した成果を出すことを大切にしています。前職では、日々のルーチン業務の中でミスを減らすためのチェックリストを自ら作成し、チームに展開しました。結果、チーム全体の作業効率が向上し、1ヶ月あたり2時間の作業時間を削減できました。御社でも、地道な改善を積み重ねながら、チームの安定運営に貢献したいと考えています。

まとめ

◎「強み→エピソード→未来活用」の順で構成
◎エピソードは「状況+成果」で具体化
◎応募企業でどう貢献できるかを必ず盛り込む

川辺

自己PRは短くてもOKです。ただし、できるだけ具体的なエピソードを添えて、何ができる人なのかを明確に伝えましょう。

自己PRの作成もしっかりサポートします

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