2025/08/13
転職質問箱「北陸ならでは」な仕事の選び方、知っていますか？
転職を考えはじめた時、「まずは求人をたくさん見て、とりあえず応募してみようかな」と思う方は少なくありません。
でも、北陸の転職市場には、都市部とは違った「北陸ならでは」の特徴があります。
何も知らずに動くと、「思っていたより求人が少ない」「条件に合う企業が見つからない」「最初に応募した案件が一番よかったかも」なんて不安や後悔につながることも。
このコラムでは、北陸エリアで20年以上転職をサポートしてきた北陸人材ネットのコンサルタント・河村さんの実体験を交えて「北陸らしさ」が見える転職市場の特徴をひも解きます。
都市部との違いは「求人の絶対数と職種の幅」
河村
まずは、求人の数と職種の傾向をデータで見てみましょう。
北陸ではものづくり関連職と営業職が中心
人事総務を始めとする管理系の職種は募集が少なく、首都圏に集中する傾向あり
河村
と言うことができます。
地域によって求人数や職種に差があることがお分かりになると思います。
採用スタイルに地域の温度感がある
河村
北陸企業の選考には、丁寧さと慎重さがあると思います。
面接は複数回が基本：「よく知ってから選びたい」という企業文化
即戦力管理職の募集は少なめ：「まずは現場で力を見たい」スタイルが主流
長く働く姿勢が求められる：「前向きすぎる転職理由」が警戒されることも
河村
スキルや経験だけでなく、「企業と業務内容への強い興味」や「長く働きたい姿勢」が見えないと、書類通過率が下がってしまう可能性もあります。
応募スタイルは「少数厳選・深掘り型」がはまりやすい
河村
都市部では、「とりあえず30社に応募してから反応を見る」ような活動が可能です。しかし北陸では、
求人数が少ない
書類の印象が選考に強く影響する傾向があるので作りこみ必須
面接官は人柄と定着意欲を重視する傾向がある
河村
といった事情から、「深く企業を知って、的確にアピールする」スタイルの方がマッチしやすいです。
エージェント活用で、見えない情報にアクセスする
河村
上記のような特徴があるので、北陸では、転職エージェントの活用が成功への近道と言えます。
募集背景・社風・職場の雰囲気まで事前に把握できる
応募書類の添削や、表現のアドバイスが受けられる
第三者からの推薦なので、企業側に安心感を与えられる
河村
という点が転職エージェントの活用をおすすめする理由です。
河村
実際、「書類だけでは判断できないけれど、信用しているエージェントさんが勧めてくれたから会ってみようか」ということで面接に進み、内定につながったケースも複数あります。
北陸転職は「情報」と「姿勢」がカギ
◎選べる求人の幅を冷静に見極めること
→数ではなく、そこにある求人に照準を合わせよう
◎地元とのつながりを意識したアピールを
→「長く貢献したい」「地域への理解がある」姿勢が高評価に
◎エージェントを味方にして、少ない選択肢に強く挑む
→情報不足・表現ミスを防ぎ、納得の上選ばれる人になろう
河村
選べる求人は少ないかもしれないですが、選ばれる力を育てることは出来ます。
河村
北陸での転職は、焦らず一歩ずつ、地域との接点を大切に、私たちと一緒にあなたらしい道を見つけて行きましょう。
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