転職面接で差をつける!“チームワーク志向”をどう伝えるか

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転職面接で差をつける!“チームワーク志向”をどう伝えるか

2025/05/28

転職質問箱

転職面接で差をつける!“チームワーク志向”をどう伝えるか

求人の募集条件に、「協調性のある方」「積極的にコミュニケーションを取れる方」などと書かれているのを見たことはありませんか?

1人で完結する業務は案外少ないもので、個人のスキルだけではなく、今働いている方々との協調性や、チームでの役割適応力、つまり「チームワーク志向」を持っている方なのかどうかを重視する企業様も多いです。

今回は、1人でもくもく作業ではなく、複数人で協力しながら業務を進めたい方におすすめのコラムです。
「チームワーク志向」を伝えるコツについて、北陸人材ネットの転職エージェント・川辺さんに聞いてみました!

ー 川辺さん、よろしくお願いします。

川辺

よろしくお願いします。
私はどちらかというと個人で仕事を進める方が好きだったりしますが、そんな私も自身の転職活動を振り返ると「チームワーク志向」をアピールしていました。

川辺

「チームワーク」と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、人と人との関わりの中で仕事をされている方であれば、どんな方もアピールポイントに入れておくと良いのがこの「チームワーク志向」だと思います。
具体的には、職務経歴書への記載内容と、面接の回答内容として使うことができますよ。

「チームワーク志向」を面接で効果的に伝える2ステップ

川辺

それでは早速、「チームワーク志向」を伝えるための準備をしていきましょう。

川辺

一つ目は、「具体例を準備する」です。
これまでの業務経験を振り返って、チームで成功を収めたエピソードを思い出してください。
紙やPCに書き出すなどしておくと良いです。

川辺

出てきたエピソードそれぞれに対して、「何故それをやることになったのか」「誰とどのように協力したのか」「自分の役割」「成果」を簡潔にまとめてください。

川辺

必ずしもプロジェクトそのものが成功している必要はありません。
「プロジェクト進行中にメンバー間の調整役を担っていたが納期が厳しいことが見えてきた。関係先と納期を調整する部分も担当し、無事納品することができた。」という内容でも納期を守ることには失敗していますが、エピソードとしては使えます。

ー なるほど、自分がどう関わって何をしたかが大事なんですね。

川辺

二つ目は、「成果を数字や結果で示す」です。
チームとして達成した成果を、数値や定量的な結果で示してください。
エピソードだけではどうしても客観的な指標が乏しくなりがちなので、誰が聞いても説得力を持てるよう、数字を入れます。

ー 確かに、数字が入っていると急にしっかりした情報のように見えますね。

ポイント
◎チームで成し遂げたことを思い出す
◎数字を用いてエピソードを説明する

職務経歴書への記載例

川辺

準備した内容を、実際に職務経歴書に当てはめてみると、こんな感じになります。

【プロジェクト実績】
新商品開発プロジェクト(2023年4月~2023年9月)
- チームメンバー5名と協働し、進行管理およびタスク分配を担当。
- 各メンバーのスキルを活かした役割分担を提案、チーム内の円滑なコミュニケーションを支援。
- プロジェクト目標を2週間早く達成し、約120万円のコスト削減を実現。

【業務が円滑に回るよう事前調整を怠りません】
どんなに忙しくても、チームリーダーとして、メンバー1人1人と面談をする時間を週に30分ずつ設けています。
話しやすい場にするため、私の時間に余裕があると思ってもらえるような接し方を心掛けています。
また、もらった相談は最後まで丁寧に付き合うことをモットーにしています。
結果、問題が表面化する前に把握できるようになり、チームの雰囲気が良くなり、問題の事後対応に追われることも減ったのでチーム全体の残業時間が月に10時間減りました。

面接での回答例

川辺

実際に、面接の場でどのように回答すれば良いのか、例もお伝えしておきます。

面接官

これまでの職務で心掛けたことを教えてください。

私はチーム内の調整役として、自分の強みを活かしながら全体の成果に貢献してきました。例えば…

回答例

面接官

ご自身の役割をどのように認識していますか。

各メンバーの役割が明確なほどチームが機能すると考え、自身のポジションを意識して動きました。
私自身、チームの中では引っ張るというよりもアシストするタイプだと自負しているので…

回答例

川辺

このように、いろいろな場面でチームワークについて言及するタイミングがありますね。

まとめ

・チームワークを大事にしますというアピールは重要
・まずは自分の経験を振り返ることが第一歩
・職務経歴書や面接の様々な場面で出番がある
という内容のコラムをお送りしました!

実は根本は全ての面接準備と同じで、ご自身の経験を振り返りましょうね、ということでした。
とはいえ、実際に自分のことを自分で掘り下げるのは難しいと思います。
質問を投げかけてくれる存在としての転職コンサルタントの利用もおすすめですよ。
このような個別の相談も受け付けますので、エントリーフォームよりお待ちしています。

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