未経験職種への転職、成功する人と失敗する人の違い

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未経験職種への転職、成功する人と失敗する人の違い

2025/04/23

転職質問箱

未経験職種への転職、成功する人と失敗する人の違い

未経験職種への転職は、「やってみたい」という想いを形にする絶好の機会です。
職種によって難易度に差はありますが、未経験の方がその職種に就くことは経験がある方よりも難しく、経験者の転職とは異なる視点で準備を進めることが必要不可欠です。

本コラムでは、転職成功に向けた具体的なステップを、北陸人材ネットの転職エージェント・川辺さんに聞いてみました!

ー 川辺さん、よろしくお願いします。

川辺

よろしくお願いします。
「未経験職種への転職って難しいのかな?」と不安に思われている方にもこの記事を読んでいただき、前向きな気持ちになってもらえるようご案内しますね!

未経験職種に挑戦する際、どんな準備が必要ですか?

ー 準備が必要なのは分かるのですが、何をどこまでしたら良いのかはあまりはっきり分からないですよね。

川辺

サービス業や施工管理アシスタントなど、職種によっては未経験での応募ハードルが低いものもありますが、いずれにしても「この仕事がしたいという熱意」は非常に大事です。

川辺

以下、未経験での応募ハードルが多少高めの職種について、転職を成功させるための準備内容をお伝えしますね。

川辺

1.スキルの棚卸し

これまでの経験で得たスキルや知識をリストアップし、その中から、未経験職種でも活用できる「ポータブルスキル」をピックアップします。
「組織間の調整スキル」や「自学自習スキル」などが該当しますね。

例えば、現在営業職に就いている方が未経験のマーケティング職を目指す場合、営業職で培った「顧客ニーズの理解」や「関係構築スキル」は、マーケティング職でも応用可能な強みです。
これらを自分の言葉で、エピソードを添えて具体的に説明できるように準備することが大切です。

ー やりたい仕事の中でも「役に立てる部分」があればしっかり伝えたいですものね!

川辺

2.不足スキルの特定と補強

未経験分野で求められるスキルをリサーチし、それに対して自分が不足している部分を明確にしましょう。
オンライン講座や資格取得など、実務ではない範囲で自分ができるスキルアップを企業への応募前に図ることが重要です。

例えば、システムエンジニアを目指す場合、基礎知識の習得が重要です。
まずはプログラミング(例:PythonやJava)の基礎から学び、次にネットワークやデータベースの基礎を押さえます。
具体例として、「Progate」や「Udemy」といったオンライン学習サイトを活用し、1つの簡単なアプリケーションを作ることで実践感覚を得るのも効果的ですよ。

ー 新卒ではないので、やりたい気持ちだけではだめということですね。「やったことないのに何故やりたいと思ったの?」と面接で聞かれたら冷や汗かいちゃいます。

川辺

3.業界研究

転職先の業界特有の慣習やトレンドを把握します。
インターネットだけでなく、実際にその業界で働く人々に話を聞くのも効果的です。

例えば、食品業界のマーケティング職を目指している場合、例えばSNSでその業界の方をフォローして情報を収集したり、イベントに参加して現場の雰囲気を知るといった行動を取ることもできますね。

ー 転職準備のサポートも転職コンサルタントの得意領域ですよね。サポートしてもらえるとすごく安心だと思います。

川辺

我々もこの段階からご一緒できると安心してサポートができるので、ぜひ早め早めにご相談いただけたらと思います!

ポイント
◎現職と希望職種の接点(ポータブルスキル)を洗い出す
◎足りないスキルはできるだけ応募前に補っておく

転職活動中に注意すべき落とし穴は?

ー 未経験職種ならではの落とし穴はありますか?

川辺

例えば、以下3つの落とし穴が「あるある」かな、と思います。

川辺

1.評価の期待をしすぎる

給与や仕事内容など、即戦力としての評価を過度に期待するのは控えましょう。
未経験だけどもやってみたいという気持ちをアピールして、採用者の視点で「この人を一緒に育てたい」と思ってもらえる姿勢が重要です。

例えば、ITエンジニア未経験の人が「すぐに難しい開発業務を任されたい」と思ってしまうと、入社後のギャップに悩むことがあります。
初心者として1つ1つ、自分から積極的に経験を積ませてもらう心構えを持つと良いですね。

ー これまでの職種で経験者として評価されていた方なら、給与や仕事内容に大きなギャップを感じることもありそうですよね。この心構えは大事だと思います。

川辺

2.準備不足

全ての転職活動に言えることではありますが、書類作成や面接対策が不十分だと、せっかくのチャンスを逃す可能性があります。
特に面接では、未経験分野に挑む理由を自分の言葉でしっかりと説明できるようにしておきましょう。
また、そのために自分でどこまで準備ができているかをアピールすることも重要です。

例えば、Webデザイナーを目指すならば、自己学習で作成したポートフォリオを用意し、面接で実際に見せられるように準備しておくと良いです。

ー さすがに無いとは思いますが、「なんかかっこいいと思ったからやりたい」なんて言われてしまうと、「この人本当に仕事してくれるかな…?」と面接官も不安になりそうですよね。

川辺

3.偏った情報で判断をする

一部の情報だけを頼りにせず、多様な情報源を活用してください。
企業の口コミサイトも1つの情報源ですが、鵜呑みにするのは危険です。
業界誌、専門家、転職コンサルタントの話などを基に、多面的な視点を持つことを意識してくださいね。

ー 情報リテラシーですね。日々目にする情報の出典を確認したり、いろいろなメディアを見る癖をつけておくのが大事だと聞きました。

ポイント
◎未経験はポテンシャル採用。条件や仕事に期待しすぎないこと
◎何故この職種にチャレンジしたいのかを自分の言葉で語れるようにしよう

転職活動を計画的に進める方法は?

ー 未経験職種に転職するにあたり、計画は必要ですか?

川辺

計画性は、転職成功のカギを握ります。
以下のステップで進めてみるのがおすすめです。
ただ、転職はタイミングが重要なものなので、計画通りには行きません。
なので、「進捗管理」もお忘れなく!

川辺

1.目標設定

明確なゴールを設定します。「具体的にどの分野で働きたいか」「何を実現したいか」を言語化しましょう。

例えば、「1年以内にシステムエンジニア職に就く」という目標を立てた場合、まずは半年で必要なスキルを身につける計画を作成します。

川辺

2.スケジュール作成

逆算でスケジュールを組み立てます。

例えば、「1年後に転職活動を完了する」場合は、以下のように段階的に進めます。
1~7ヶ月目: プログラミング学習(Pythonの基礎を学び、小規模なアプリを作成する)
8~9ヶ月目: ポートフォリオ作成(学習成果を作品化し、自己PRの資料にする)
10~11ヶ月目: 求人探し、面接対策と選考参加

川辺

3.進捗管理

定期的に進捗状況を振り返り、必要なら計画を修正します。
友人や転職コンサルタントなど、第三者に相談しながら進めるとより効果的です。

ポイント
◎まずは目標を丁寧に具体化する
◎計画は都度見直しを入れないと意味がない

まとめ

川辺

正直なところ、大学などで専門に学ばれた第二新卒を除いて、特にエンジニアとしての未経験職種への転職は決して簡単ではありません。
ですが、しっかりと準備を整え、計画的に進めれば、きっと新しい道が開けますので一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたの挑戦を心から応援しています!

いかがでしたでしょうか。
今回は、
・未経験職種に挑戦する際に大切なのは「やりたい気持ち」と「そのための準備」
・その道の初心者として1つ1つステップアップする意気込みが大事
・いきなり応募、ではなく現在地とのギャップを踏まえて計画を立てましょう
という内容のコラムをお送りしました!
未経験職種への転職を考えている方へ、実りある転職活動になるよう応援しています!

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