2025/01/24
転職質問箱転職エージェントの初回面談、何を準備すればいいの?
転職エージェントのサービスに登録すると、次のステップとして提案されるのが「初回面談」です。
正直何を聞かれるのか、何を準備したらいいのか、分からず不安に思うことはありませんか?
そんな方のために、今回は北陸人材ネットのコンサルタント・西田さんに、初回面談の内容や、準備すべきこと、有効活用のためのポイントまで徹底質問しました!
ぜひ、あなたの転職活動にお役立てください!
ー 西田さんこんにちは、よろしくお願いします!

西田
よろしくお願いします!北陸人材ネットの西田です。
初回面談の中身
ー まず、初回面談とは何かを教えてください。

西田
初回面談は、転職サポートの最初のステップとして必ず実施している面談です。
基本的にはオンラインで45~60分ほどお時間を頂戴して、コンサルタントとマンツーマンで転職理由やご希望などをお伺いします。
結構長いと思われるかもしれませんが、内容が盛りだくさんなので、あっという間に終了のお時間が来ると思います。
ー どのようなことが聞かれるのでしょうか。

西田
ご面談でお伺いしたいのは、「経験・志向・条件」の3つです。

西田
1つ目、「経験」は、現在や過去のお仕事についてです。
営業や総務などといった職種だけではなく、ご経験の中で培われたポータブルスキル(職種の垣根を越えて活かせる能力)についても意識してお伺いしています。

西田
2つ目、「志向」は、転職しようと思われた理由や転職を通して叶えられたいことなどで、北陸人材ネットではここをとても大切にしています。
将来のキャリアや今抱えているお仕事のお悩みなど、綺麗にご説明いただかなくても大丈夫なのでそのままお話しください。こうしたもやもやを言語化することが「自分が将来ありたい姿」の実現に向けての第一歩。もちろん現職にある不満を解消したいという思いでも大丈夫です!

西田
3つ目、「条件」は、年収条件や通勤可能距離、休日などのご希望についてです。
生活の土台になる部分なので、しっかりとご希望をお聞かせください。

西田
将来ありたい姿に近づく手段が転職ではない場合もあると思います。その選択肢も含めて、「将来こうありたい」という前向きな思いを叶えるステップを一緒に考えていきましょう。将来ありたい姿に近づく手段の中に転職があるのであれば、市場感を踏まえながら、どのような企業・求人が合いそうなのかをご提案させていただきます。
ー そもそも、何故初回面談は必要なのでしょうか?日々忙しい中で面談の時間を取るのは、大変だと思いますが…。

西田
初回面談は、いわば「急がば回れ」だと思っています。
転職コンサルタントは求職者様の代理人として企業様とやり取りをします。「自分が将来ありたい姿」に近づくための転職活動をしっかりサポートできるよう、求職者様を良く知ることが重要なのです。貴重なお時間を頂戴することになってしまいますが、初回面談では求職者様のお顔を見ながらお話させていただき、想いをしっかり受け止め、理解したいと考えています。
ー 初回面談は、求人や企業の提案のために必要なステップなんですね。初回面談では、こちらから質問をしても良いのでしょうか?

西田
もちろん大丈夫です!
転職に関すること、キャリアに関すること、エージェントの使い方など、疑問に思われることは何でも聞いてください。

西田
初回面談後も、「自分が向いている仕事が分からない」「効果的な書類の作り方が分からない」「面接での話し方に自信がない」「会社情報の調べ方が分からない」といった内容についてもアドバイス可能ですので、何でも聞いてくださいね。
転職コンサルタントはここを見ている!初回面談のチェックポイント
ー 初回面談で、転職コンサルタントの人はどこを見ているんでしょうか

西田
お話の内容はもちろんですが、その方の空気感のようなものも見ています。どういう温度感でお話されるのか、どういう話題の時に楽しそうかなとか、など、良い悪いではなく、どういうタイプの方なのか、という感じです。

西田
こんなお話をすると、緊張されたり、うまく話せるか不安に感じられたりするかもしれませんが、初回面談は面接ではないですし、リラックスして自然体で臨んでいただきたいです。私たちも、できるだけ安心してなんでも話していただける場にできるよう心がけています。

西田
お話をしていると、「この方は説明がとてもお上手だな」とか、「気持ちの伝わる話し方をされる方だな」など、テキストコミュニケーションでは分からない、その方の良いところが見えてきたりもします。ご自分では気付きにくい部分だと思いますし、応募時の自己PRにも使えるので、私たちが良いな、と感じた部分は積極的にご本人にもお伝えするようにしています。応募の際にコンサルタントが企業に提出する推薦文にも、初回面談で感じた印象を盛り込ませてもらうことがあります。
あるとGood!事前準備
ー 初回面談の事前準備として必要なことはありますか?

西田
まずは登録いただいた時に「事前アンケートのお願い」をご連絡するので、WEB上でアンケートの回答をお願いします。条件のご希望などを、選択式メインで回答いただきます。5分程度で終わると思います。

西田
「履歴書」「職務経歴書」がもし手もとにあれば、初回面談前にコンサルタントへお渡しください。
履歴書・職務経歴書があれば学歴・職歴・資格などを確認しながらお話できるので、初回面談もスムーズに進められると思います。志望動機や証明写真は空欄でも構いません。
お手もとに無ければ、初回面談後に一緒に作成を進めさせていただきますのでご心配なく。
初回面談をハックする!3つのポイント
ー さらに追加で準備できる部分はありますか?

西田
初回面談をより有意義な場にしたい、という方のために、さらにご準備いただくと良いものをお話しますね。

西田
1つ目、「直近の活動状況を整理しておく」
もしも既に応募している求人が複数あるのであれば、企業名、選考状況(書類選考中、面接、内定など)、を志望度順に整理しておいていただくと良いです。当社から応募する求人も選考スピードを合わせられるようにできる限り調整します。

西田
2つ目、「気になる求人をピックアップする」
もし転職サイトなどで既に求人を見られているようでしたら、どの求人が気になったのかを教えてください。どんな求人のどういう部分に惹かれるのかが把握できると求人のご紹介確度が上がります。

西田
3つ目、「時間に余裕を持って参加する」
人によってはお話が盛り上がって大幅延長、ということもあります。終わりの時間を気にしながら参加されるとどうしてもそわそわしてしまうので、お時間に余裕を持った日程調整がおすすめです。もしもまとまったお時間が取れない場合はご相談ください。
ー どれだけ多くの情報交換ができるか、という部分も重要そうですね。

西田
ご自身のことをお話いただければいただく程理解も深まりますし、ご提案の確度も上がってきます。我々も安心してお話いただけるようヒアリング力を高めて行く必要がありますね。試行錯誤の日々です!
ー 西田さん、ありがとうございました。求職者様には、安心して初回面談にご参加いただけるといいですね!
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