2025/01/10
求職者様インタビュー子育て中の転職は難しい?思考停止から抜け出した3人兄弟のママが思いがけず得たものとは。
大学時代に北陸人材ネットのコンサルタント・西田と同じ部活で汗を流していた笹山さん(仮名)。
時は流れ、3人のお子さんのママとして働く中で漠然としたモヤモヤを抱えるようになり、キャリア相談がスタート。
母親として・1人の人間としての最適解を探す旅路はどのようなものだったのか。笑いの絶えないインタビューとなりました。
エントリーされる方の3割は「転職意欲50%(良い案件があれば転職したい)」!
モヤモヤの相談だけでもお気軽にどうぞ
自分のわくわくを取り戻せ
ー 転職しようかなと思い始めた当時は、どのような気持ちだったのですか?
笹山さん
会社の経営状況があまり良くなく、仕事を変えた方が良いかなと思っていました。
でも、有給を子どものために不自由なく使わせてもらえて、周囲の人も良い人たちばかりで。
このままでも何とかなると思いつつ、モヤモヤが募っていました。
まず何をしたらいいのか分からなかったので、ひとまず西田さんへの年賀状に「転職するかもしれない」と書きました。
年賀状をもらって、「転職するつもりなの?」とLINEを送りました。
まずは転職エージェントとしてではなく、友達として話聞こうか?という感じで。
転職してもしなくても、笹山さんが納得して働けていけたらそれで良いんじゃないかなと思っていました。
西田
ただ、もし転職する場合、1つでも良いから、楽しいとか、わくわくするとか、やりがいを感じるような仕事を選んだ方が良いと思って。
母だから子どもを優先すべしという固定観念のせいで忘れかけていた「自分のわくわくを取り戻せ!!」みたいなお話もしましたね。
西田
笹山さん
その一言が、自分が仕事やプライベートで大事にしたいことについて考えるきっかけになりました。
なんでしたっけ、西田さんに言われて「はっ!」としたことがもう1つあるんです…
笹山さん
(準備いただいたノートを開く)「転職は全てを解決するものではなく、何かを得るために何かを失うことがほとんど」でした!
最初の頃に、ずばっと言ってくれていて、自分が思考停止していたことに気付けました。
自分の人生、これでいいやと蓋をしていて本当にいいのか?ということを考えていなくて。
「具体的に行動せよ」みたいなことも言ってくれましたね。
色んなやり取りをしましたよね。
何回も言いますが、最終的には転職しなくても良いと思っています。
でも、動いてみないと得られない情報もあるので、一歩踏み出してみてから判断しても良いんじゃない?みたいな話をしたと思います。
西田
私、全然妥協してない
ー そこから転職活動をしてみると決めた、という流れなんですね。
笹山さん
はい、西田さんに相談するまでは辞める理由なんてないと思っていたのに、思考がすっきりして、価値観が変わったと思います。
最終的に自分のわくわくを追及して仕事を目的にすることにはならなかったのですが、仕事を手段として考えた時に、仕事を選ぶ軸が明確になりました。
ー そういえば、企業担当である当社のコンサルタント・河村とも面接時にお話をされたと聞きました。
笹山さん
面接に向かう車の中で、「企業に対して採用してもらいたいという気持ちは全くないです、今回は条件を確認しに行くだけですよ。」と言われて衝撃でした。
面接は内定をもらえるように頑張る場だと思っていたので、「入れてください。」という感じではなく、対等な立場で条件のすり合わせをすれば良いよと言われたことが、ありがたかったです。
笹山さん
また、「別に転職しなくても、今の職場の一番の問題点を解決できればいいよね。」と言ってくださったことも心に残っています。
ー そんな河村と共に面接を受けた企業の内定を受諾されることになった訳ですが、受諾にあたり、旦那様とはどのようなお話をされましたか?
笹山さん
転職活動中も都度状況は共有していたので、受諾時には簡単に報告した程度でしたね。
笹山さん
内定先入社後の想定年収などが書いてある条件通知書も用意してくださったので、「今の年収からこれだけ増えます」「勤務時間の希望は叶えてくれるそうです」「土曜日は出社になるので夫+子どもたちで過ごしてもらいます」という話をしました。
長男が0歳だった時にも土曜は丸1日夫に預けて私が仕事に行っていたので、夫もできるだろうと思ってくれたのかもしれないです。
実際に転職をされた今、旦那様は「俺の負担めっちゃ大きいんだけど」とかいう不満や、「(笹山さんが)生き生き働けてるようで良かった」という嬉しい声など、何かおっしゃっていますか?
西田
笹山さん
感情を表に出すタイプではないので特に何も言われていないですが、今のところ不満はなさそうです。
今回の転職で私は全然妥協していなくて、私が土曜日出社になったことは夫に妥協してもらった形になるので、その分気持ちよく過ごせるような配慮はしています。
これまで夫が担当していた掃除機がけを私がやります、という約束はしましたね笑。
ー 転職してみて、通勤先やお休みの曜日も変わったりして、お子さん達はどんな反応でしたか?
笹山さん
男の子なのであっさりしていて「最近お母さん優しくなったね。」みたいなことは言わないです。
ただ、平日に1日だけですが下校後は学童保育ではなく直接家に帰れるようになって、「ただいまー!」って帰ってくる時の顔はとても嬉しそうで、それを見て私も嬉しくなります。
笹山さん
朝、「今日は家に帰る日やね。」ってニコニコ顔で確認してから登校するんですよ、可愛いですよね笑。
ー 最後に、笹山さん自身は平日がお休みになったことで暮らしの変化はありましたか?
笹山さん
土日休みだと、家に家族みんながいるのでどうしても母親という役割をする自分を止められないのですが、平日休みだと家に誰も居ないので母親業を週に1回休憩できるようになったのが良かったです。
土日で家族みんなが家に居ると、「ご飯どうする?」ってなったら当然「はいはい、私作ります!」ってなりがちですもんね。
西田
笹山さん
あと、土曜のみんなの過ごし方を見ていないので、1日パジャマで過ごしていようが喧嘩をしていようが、気にならなくなりました。
その分のストレスを抱えずに済んでいます。
仕事の選び方に気付かせてもらえた
ー 転職活動全体を振り返ってみて、感想をお聞かせください。
笹山さん
今回はわくわくに振り切って自分の人生をかけて挑む!みたいな仕事ではないけど、自分にとって仕事は人生を豊かに過ごす上での手段だと西田さんに気付かせてもらえました。
笹山さん
自分1人でIndeedなどを見ながら転職活動をしていたら今の勤務先にはたどり着けなかったと思います。
企業様に対して自分でアピールポイントを見つけられないタイプなので、履歴書や職務経歴書を監修して、魅力的にアピールしてくれた点もありがたかったです。
ー それは笹山さんが積み上げてきた業務経験があったからこそですね。
応援したいと思わせてくれたのは笹山さんのお人柄こそですし、アピールできたのも笹山さんがこれまで真摯にお仕事に取り組まれてきたからだと思います。
西田
私も同じ働くママとして、今は子どもや家庭のことを優先して考えざるを得ない時期だとは思います。
でもそれは今だけであって、子どもはちょっとずつ手が離れていくし、自分のやりたいことに全力を注げる時期がいずれ来る。
年収をもっと上げたいとか、残業もして納得行くまで働きたいとか、10年後、20年後の自分のあり方も見据えて転職をするというのは、大事なことなのかなと思っています。
西田
今回笹山さんが今を大切にしつつも、将来の自分のキャリアも考えて転職されたことは、とっても素敵だと思います。同じママとして、友人として、心から応援してます!
西田
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